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【Windows10,11】PCの調子が悪い時に試す内容

この記事は…

試してみる内容

  • Wi-FiではなくLANで接続する。
  • Windowsのアップデートを完了させてみる。
  • PCを再起動してみる。
  • 「DISM.exe」と「sfc /scannow」を実行する。
  • 「chkdsk c: /r」を実行する。

Wi-FiではなくLANを使用する

Wi-Fi接続ではなくLAN接続に変更してみます。
Wi-Fiと比較した場合にLANの方が早いので、通信状況に左右されているかもしれません。

管理人
管理人

Windowsのアップデートが裏で動作している場合、Wi-FiだとPCの動作が遅くなってしまう場合があります。
また、「Windows Update」をWi-Fiで行うと、電波が途切れてダウンロードデータが壊れる可能性があります。
外出先などでLANが使用できずWi-Fiを使用する場合、突然アップデートが始まらない様に更新を一時的に止めておいた方が良いでしょう。

「Windowsスタート>設定>更新とセキュリティ>更新を7日間一時停止」で更新を7日間止めることができ、「更新の再開」で解除できます。

Windowsのアップデートが影響!?

毎月第2水曜日は「Windows Update」の日です。
実際は、米国時間の毎月第2火曜日にMicrosoftがWindowsアップデートを公開しますが、時差の関係で日本は毎月第2水曜日になります。

会社でPCを立ち上げて作業しているとやけに動作が重い…。
そんな時は曜日を確認してみましょう。
第2水曜日以降であればWindowsのアップデートが影響しているかもしれません。

「Windowsスタート>設定>更新とセキュリティ」の順にクリックして確認し、更新中であれば完了させます。
完了後も「更新プログラムのチェック」をクリックし、Windowsアップデートを全て完了させて「最新の状態です」と表示されるまで続けます。

PCによっては終了するまで時間が掛かるかもしれませんが我慢して下さい。

管理人
管理人

Windowsアップデートが遅い時はPCのスペックを確認しましょう。

ストレージがHDDだった場合、SSDに換装するだけでも劇的に早くなります。

(※PCスペックについては下記記事に記載しています)

【あれこれ】会社で使用するWindows10PCのスペックについて

PCを再起動してみる

「Windows Update」も完了して最新の状態にも関わらず、何か(例えば画面表示や印刷など)が変になった時は意外とPCを再起動すると直ったりします。
一度試してみて下さい。

「DISM.exe」と「sfc /scannow」を実行してみる


「DISM.exe」と「sfc /scannow」はシステムファイル(システムイメージ)の破損や不正な書き換えなどのトラブルを発見して自動的に修復してくれる機能です。
実行するには「Windows PowerShell(管理者)」か「コマンドプロンプト(管理者として実行)」を使用します。

実行手順は以下の通りです。

「Windows PowerShell(管理者)」か「コマンドプロンプト(管理者として実行)」を起動します。
※今回は「Windows PowerShell(管理者)」で進めます。
管理者権限でログインしている場合は「はい」をクリックします。
管理者権限以外のユーザーでログインしている場合は、管理者の「ユーザー名」「パスワード」を入力して「はい」をクリックします。
Windows PowerShell(管理者)画面が表示されます。
「DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth」をコピー&ペーストし、Enterキーを押下します。
ステータスが100%になるまで画面を閉じずに待ちます。
「操作は正常に完了しました。」と表示されたら、「DISM.exe」は完了です。
次に、「sfc /scannow」をコピー&ペーストし、Enterキーを押下します。
検証が100%になるまで画面を閉じずに待ちます。
「破損したファイルが見つかりましたが、それらは正常に修復されました。」又は「破損したファイルを検出し、正常に修復しました。」と表示された場合は問題ありません。
Windowsを再起動して動作を確認します。

「sfc /scannow」が正常に完了しなかった場合

管理人
管理人

「chkdsk c: /r」コマンドはCドライブの不良セクタを検出し、不良クラスタから読み出し可能なデータを回収します。また、ファイルシステムを修復する動作を含みます。

「chkdsk c: /r」コマンドを入力、又はコピー&ペーストし、Enterキーを押下します。
「ボリュームが別のプロセスで・・・」の内容を確認し、「Y」か「N」を選択します。
「Y」を選択した場合は、PC再起動時にディスクのチェックが開始されます。
再起動後、完了するまで時間が掛かりますのでご注意下さい。
管理人
管理人

これで修復できなかった場合は「OSの上書きインストール」を行います。

再起動後も修復できなかった場合はWindowsの上書きインストール

再起動後も修復できなかった場合は、Windowsのインストールメディアを作成して上書きインストールを行います。

再起動後も修復できなかった場合、Microsoftのホームページから「MediaCreationTool●●●●.exe」をダウンロードして実行します。
Windows10:https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
Windows11:https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11
管理者ではない場合、「ユーザーアカウント制御」画面で管理者権限を求められます。
「適用される通知とライセンス条項」で「同意する」をクリックします。
「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択し、「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
どちらでも構いませんが、USBフラッシュドライブ(USBメモリ)が簡単だと思います。
8GB以上のUSBフラッシュドライブを用意します。
USBフラッシュドライブを選択して「次へ」をクリックします。
USBメモリの中にあるでデータは消去されますのでご注意下さい。
「USBブラッシュドライブの準備ができました」と表示されたら「完了」をクリックします。
管理人
管理人

インストールメディアの作成ができない場合、「セキュリティソフトを停止」「USBメモリを交換」を行ってみて下さい。

必要なデータ、メール、お気に入り、ユーザー辞書ツールなど、必要なデータは外付けHDDなどにバックアップします。
また、デスクトップアイコンの配置が変わるので、デスクトップをキャプチャしてバックアップデータと共に保存しておきます。
USBブラッシュドライブの「setup.exe」をダブルクリックして実行します。
管理者ではない場合、「ユーザーアカウント制御」画面で管理者権限を求められます。
[次へ]をクリックします。
[同意する]をクリックします。
更新プログラムのダウンロードが始まります。
[個人用ファイルとアプリを引き継ぐ]状態になっていますので、このまま右下の[インストール]をクリックします。
インストール中はPCが長時間使用できませんので注意して下さい。

最後の手段はクリーンインストール?

管理人
管理人

どうしても調子が悪い場合は、接続している機器をPC本体、マウス、キーボード、モニターの最小構成にして何も引き継がずにWindows10をインストールしてみます。

グラボやメモリ,内蔵型USB機器など、後から付けたものも外しておくと良いと思います。

先ほどの項のページの続きで[引き継ぐものを変更]をクリックします。
[何もしない]を選択し、[次へ]をクリックします。
※データが全て消える訳ではなく、ます。必要なデータ等があればバックアップしましょう。
管理人
管理人

上手くいった場合は、今回除外したものの中に原因があることになります。
一つずつ取付けていって、何が原因なのか特定できると思います。

治らない場合は、物理的に最小構成の中のパーツが壊れている可能性が高い様に思います。
詳しい方は更に絞り込んで追及できると思いますが、判断できない場合は担当部署に依頼したり、修理に出したり、新しいものに買い替えたりすることも検討しましょう。

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