自転車のスポーク調整すらしたことが無いのに、初心者がハンターカブ(JA55)のスポーク調整をやってみた内容です。
Youtubeで30分位で仕上げている人を見て、「簡単でしょ!」とやり始めたはいいものの…。
CT125はダート走行も視野に入れたオフロード寄りバイクなので、スポークホイールが標準です。
スポークホイールは走行を重ねるとスポークが緩んでしまい、ホイールバランスが崩れてハンドルがブレたり、タイヤが片減りしたり、最悪の場合スポークが折れることがあります。
転んで足とかに刺さったら…
(´・д・`)ヤダ
だからメンテナンスは大事。
そういえば点検したことないな…
いっちょ調べてみるかっ!
ということでYoutube で検索。
みんな簡単そうにやってるじゃん!
この時は楽勝ムードだったのですが、これが
Go To Hell !!
への狼煙だったとは…(;´д`)トホホ
スポーク調整をする道具を準備します。
絶対に必要なのが、「ホイールバランサー(ジャイロスタンド)」と「ニップルレンチ」です。
私はDRC製のホイールバランサー(当時約12,000円くらいだったと思う)を持っていますが、これ1台でホイールの振れ調整、バランス調整、ベアリングチェックが簡単にできます。しかも、折りたたみ式なのでスペースも抑えられます。
大型バイクのタイヤ交換後のバランス調整にも使用しています。
現在は類似品で約半額のものもありますので、そちらでも良いかもしれません。使ったことないけど…。
あとはスポーク調整に必要なニップルレンチです。ニップルレンチは車載工具としても常備しています。
【CT125】ハンターカブ(JA55)の車載工具と予備パーツについてまずはホイールの振れを目視で簡単に確認。
振れ幅の許容範囲はオーナーズマニュアルには記載されていません。
サービスマニュアルには記載されていましたので、
シロウトさんは手を出すな!
ということでしょう。
まあ、私はやりますがねッ!
( ゚Д゚)アイタクチガフサガラネェ
まずはチェーンを緩めます。
そしてホイールのアクスルナットを緩めます。
ホイールを車体から取り外します。
エアーを抜いてタイヤとチューブをホイールから外し、チェーンスプロケットなんかも取り外しておきます。
カラーなんかもあるので、うっかり無くさない様に箱とかに入れておいた方が良いです。
ホイールはチェーンオイルが飛散して汚れていたので、予めキレイにしておきます。
ホイールバランサーに付いているゲージをリム付近にセットし、ホイールを回転させて振れ幅を確認します。
開始位置にマスキングで目印を付けてニップルレンチで調整していきます。
サービスマニュアルに記載されていますので、一応その数値を目指します。一応というのは測定器が無いからです。それに、ニップルを締めたり緩めたりしてホイールバランスを調整するのに、規定トルクじゃ管理できんでしょ!ということにしました。
だいたいニップルレンチのトルクレンチなんてあんのかよっ!?
(# ゚Д゚)ア~ン!!
…あった。( ゚Д゚)ポカーン
いや~、勉強になったな~。
…さて、作業再開と。
そして陥った
信じられるかい…
このタイヤくるくるする作業、もう3時間もやってるんだぜ。
あちらを立てればこちらが立たず。
何なんだっ!?この絶妙なバランス
動画にあった30分って・・・神の手か!!
ワイの手はオクサレ様の手じゃったのか…?
後で気付いたのは、「そもそも最初からホイール自体の精度が出てるのか?」という事です。
だって、CT125の生産国はタイでしょ。
ホイールなんかはどこで作ってるか分からんし。
んで、大体1mm程度の振れに収めて納得することにしました。
まだ1本目だけどねっ!!
2本目もなんとか調整し、元通りに組み付けて車体に取り付けていきます。
当然翌日です。
無事組み上がりました!
(*´▽`*)ワーイ
その後、無事走行テストも終えましたが、走った感想はブレや振動が減って走りが軽やかになった気がします。
苦労したけどタイヤの片減りなんかも防止できて、なにより技術・知識がレベルアップしたのを実感できたので良かったです。調整だけで合計5時間くらい掛かったけど…。
重要かつ大変な作業なので、不安な方は信頼できるショップに依頼した方が500倍良いと思います。
取り敢えず工具紹介。
見てくれてありがとね(・ω・)ノシ