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【CT125】SSTR出走前にエンジン周りイジったらECUの記憶を消してあげないといけなかった件

この記事は…

KITACO(キタコ)さんのECUエラーチェックツールを使ってDTC(Diagnostic Trouble Codes:診断トラブルコード)の消去とスロットル開度センサーをリセットした内容についてまとめています。

エンジン周りをイジったらこれらの作業をしないといけなかったんですよね。
じゃないと私の様にバイクの挙動がおかしくなります。

SSTR前にシリンダーのキズを確認したが為に…

どうも、映画「私の頭の中の消しゴム」のチョルスに憧れる自称ナイスミドルです。

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「自称ナイスミドルというあたりがすでに残念…」の図

この映画は個人的に「好きな映画TOP10」に入る良い作品です。
当然DVDも持ってます。

涙腺崩壊ラブストーリー

建設会社社長令嬢のスジン(ソン・イェジン)と、建設工事現場で現場監督として働くチョルス(チョン・ウソン)。育った環境の違う二人だが、互いに惹かれ合い結婚する。

幸せな日々を送っていた矢先、スジンが若年性アルツハイマー病に侵されていることが判明する。それは徐々に記憶障害が進行し、肉体的な死よりも精神的な死が先に訪れる病気である。日々失われていくスジンの記憶をつなぎ止める術はなく、遂には夫・チョルスのことさえ記憶から消えていく。チョルスは葛藤を覚えながらも、彼女を大きな愛で受け止め、支え尽くす決意をする。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

観てない方は是非。

んで、話は変わってSSTR2024の出走日が近づいて来たので、以前交換したシリンダーのキズの状態を確認しようと思って出走2日前に取り外して確認した訳です。

シリンダー交換した時の記事はコチラ↓↓↓

【CT125】約32,000km走行したハンターカブのシリンダーとピストンを確認してみた件

爪が引っ掛かるようなキズも無かったので安心して戻し、「後は出走を待つだけだな。」とほくそ笑んでました。
そして出走日前日に出発地点近くの三重県鈴鹿市にある第二の我が家「快活CLUB鈴鹿中央通店」に向かった訳です。

しかしながら、移動中にアクセルを開けてもエンジンが連動しないどころか、一定の速度に達すると勝手にレブリミットが効いた様に減速する始末。
たまらず兵庫県朝来市和田山にあるホームセンターコーナンに立ち寄って急遽調査することにしました。

調査の結果分かったことは、前述の通りエンジン周りをいじったのでECUエラーチェックツールでDTC1の消去とスロットル開度センサーをリセットしないといけなかったようです。

実は「そうじゃないかな~!?」と考えながら走ってたんです。

だけど私の頭の中の消しゴムがちゃんと発動して記憶をDeleteしてくれたので、エンジン周りイジったあとにやるその作業をすっかり忘れてたんです。
テヘペロ(*´▽`*)

取り敢えずホームセンターで道具を揃えてECUエラーチェックツールを作ってみることにしました。

(one hour later)

やりました~!

配線接続が分からずヒューズを飛ばしてしまい2次災害発生!!(泣)
エンジンが掛からなくなった上に時間を大幅にロサンゼルス!!!

もうZuttorideさんの保険を使って帰る一歩手前まで来てしまいましたが、私の執念が勝り、予備ヒューズを使って無事エンジンは掛かる様になりました。

そして、「バイクも走るからもういいや…トホホ」ということで、そのまま鈴鹿まで移動したのでした。

帰宅後に確認

SSTR2024は無事完走し、「スペシャルデザインバージョンの完走記録証」の条件もクリアしました。

やったぜー!
(実はこれも色々あったのです)

一時はどうなることかと思いましたが、昨年のリベンジが出来て安心しました。

帰宅後、KITACO(キタコ)さんのECUエラーチェックツール(品番:764-9001100)を使って問題のリセット作業をやりました。

順番は、DTCの読み出し→消去>スロットル開度センサーのリセットの順番です。
サービスチェックコネクタを使用するので、バッテリーリッド(フタ)を外してサービスチェックコネクタにアクセス出来るようにしておきます。

封入されている説明書は小さいのでデータ添付しときます(自分の為に)

ここから操作方法を簡単に説明します。

●DTCの読み出し→消去方法

  1. バイクのメインキーOFF。
  2. ECUエラーチェックツールをON。
  3. サービスチェックコネクタ(緑黒色と青色の線)にECUエラーチェックツールを接続。
  4. バイクのメインキーON。
  5. ECUエラーチェックツールのスイッチをOFF。
  6. PGM-FI警告灯が点灯したら、5秒以内にECUエラーチェックツールをON。
  7. PGM-FI警告灯が点滅したら、保存されていたDTCが消去された状態です。
    ※PGM-FI警告灯が点灯している場合はDTCはありませんので、これ以上の操作は不要です。
  8. 続いてスロットル開度センサーのリセット作業へ。

(バイクにまたがって前方を見た状態だとすれば)シリンダー左側下にある油温センサー(黒)のコネクタを外しておきます。(シフトペダルのつま先辺りにあるやつ)

●スロットル開度センサーのリセット方法
※DTCが残っている場合はリセットできません。最初にDTCの読み出し→消去作業を行いましょう。

  1. バイクのメインキーOFF。
  2. ECUエラーチェックツールをON。
  3. サービスチェックコネクタ(緑黒色と青色の線)にECUエラーチェックツールを接続。
  4. 油温センサー(黒)のコネクタをジャンパーハーネスで短絡させる。
    ※SP武川さんやKITACOさんのセミコンなんかを付けている場合は、付属されていたハーネスに交換しているはずなので、車輌からもともと出ている黄青と緑橙の線のコネクタで短絡させないといけませんぜ。
  5. バイクのメインキーON。
  6. PGM-FI警告灯が点滅を開始し、10秒以内にECUエラーチェックツールをOFF。
  7. PGM-FI警告灯の点滅を確認し、10秒以内にジャンパーハーネスを外す。
    ※10秒以内に外さない場合、PGM-FI警告灯は点灯したまま(失敗)になるっす。
  8. メインスイッチをOFF。
  9. サービスチェックコネクタと油温センサー(黒)のコネクタを元に戻す。

以上で作業完了です。
あとは走行しながら学習していきます。

「最近のECUは賢くなってるから」と良く聞きますが、本当に賢くなってるならシリンダ外したことも理解してくれ!(←無茶な話をするIQ50のオサーン)

おまけ

ちなみに、ECUエラーチェックツールを置いている関西圏のメジャーな店舗(2りんかん、NAPS、南海部品など)に手当たり次第電話凸しましたが、置いていませんでした。あと、近隣のHONDAバイク屋さんに電話しても、そういう作業はやっていないという結果でした。

( ゚Д゚)<マニアックな作業だからねっ!

なので、滅多にあるトラブルではありませんが、エンジン系をイジる人には必要なツールです。
(Youtubeを確認すると、エンジン系をイジらない人でもこのツールを使用して走りの調子が改善される場合があるようです)

私は旅先に持って行くため、(無駄に)ホームセンターで揃えた道具+αで小型のものを自作して、投資分を回収しようと思います。あと、機会があれば、ECUエラーチェックツールのコネクタ部を私の鼻に突っ込んで私のECU(脳)をエラーチェックしてみたいと思います。

ということで、一家に一台ECUエラーチェックツールいかがっすか!?




見てくれてありがとね(・ω・)ノシ

  1. Diagnostic Trouble Codes:診断トラブルコードのことっす。 ↩︎