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【CT125】エンジン停止の原因は「まさかのカムスプロケット」だった件

この記事は…

広島に牡蠣を買いに行った帰り道、突然のエンジン停止…。

親父の軽トラに積載してもらって帰宅し、原因を探っていたらまさかのカムスプロケットでした。

そんなトコ、折れる!?

どうも、新入社員の苗字と名前の漢字を3回間違えて、

「別人3人目っ!!」

と突っ込まれたベテラン新入社員です。(ニホンゴ、ムズカシイデス)

先般、広島のツーリングがてら牡蠣を買いに行った帰りにCT125(ハンターカブ)が突然のエンジン停止。
自宅まで残り約120kmだったので、華厳の滝のように脇汗が止まらなかったのは地球での良い思い出です。

【CT125】広島へ牡蠣買いにツーリングしたら帰りにエンジン停止してドナドナになりそうだった件

本来であればGW中に修理する予定でしたが、私の想いとは裏腹に「ざっくり東日本旅」へ強制連行されることになったので、修理に着手するまで随分と日にちが空いてしまいました。

「ざっくり東日本旅」については後日まとめたいと思います。
( ゚Д゚)<ダレモキョウミナイカライソガナクテイイヨ

で、エンジン停止の原因を調査した結果、カムスプロケットのツメ折れが原因でした。

まさかの、「そんなトコ、、、折れる!?」でした。

折れたツメはクランクケースカバーLを開けた底の方で大人しくしてたので良かったです。

ここに行き着くまでにガソリンの量、燃料ポンプ、ニュートラル、キルスイッチON/OFF、プラグ点火、インジェクタの詰まり~通電、バッテリー電圧を確認し、エンジンオイル抜いてカウル・エンジンガード・マフラー・クランクケースカバーRまで外したんですよ。

それが、それらを全くイジらなくて良いシリンダーヘッドカバーLを外して確認できるカムスプロケットだったなんて(白目)

「バイク屋さんなら簡単なところから優先順位を付けてできるんだろうなー」と思いつつ、良い勉強になりました。

幸と不幸は常に隣り合わせです。

カムスプロケットのツメが折れたことで空回りして圧縮上死点で必要な点火時期がズレるし、動力も伝わらないから走行不能に陥ったってことですね。たぶん。

なんで折れたの!?

そもそもなんでそんなトコが折れるのよっ!モウッ!!
う~ん、考えられるのは、

  • カムスプロケットを止めるボルトの締付トルクが緩くて、ガタついて振動で折れた。
  • カムスプロケットの不良で折れた。
  • カムスプロケットに何かしらの強い力が加わって折れた。
  • カムスプロケットの寿命だった。
  • カムスプロケットの心が折れた。
  • 未知の力が働いた。

といったところか?

色々考えているうちに疲れて、無意識で行き着いた先はファミマルの「抹茶香る濃い抹茶クッキー」がメチャクチャ個人的にウマかったってこと。

いかにも「抹茶が濃いですよ!」のパッケージ
「チョコチップクッキー」でも有名なイトウ製菓さんのヤツ。
高いけど「しっとりした中にサクッも入っている!」という好みの食感。
この技術力は他社にはマネできないとか。

コンビニのプライベートブランドは…侮れん。フンガッ!!

…じゃなくて、原因は「カムスプロケットを止めるボルトの締付トルク(27N/m)より緩くて、ガタついて振動で折れた。」というのが一番可能性ある…かもしれんけど認めたくない。

だって、SP武川のダイハードαカムチェーン(88L)やスーパーカムチェーンテンショナーに交換した時にトルクレンチで規定トルク測ったはずだもん!
(↑「だって」を使っていいのは小学生まで!!)

SP武川製ダイハードαカムチェーン(88L)(JA55用)
SP武川製スーパーカムチェーンテンショナー(JA55用)

(にしても強化パーツ好きだねぇ)

エンジンが掛かった!

原因が判ったので新品のカムスプロケットをウェビックで注文しましたよ。

JA55の部品番号は[14321-KYZ-900(1,710円/個)]です。

ウェビックは注文金額が3,000円以上だと送料(500円)が無料になるので予備品含め無駄に2個注文。

サッサと部品交換し、ついでなのでKITACO製ECUエラーチェックツールでスロットル開度センサーをリセットしておきます。

説明書ちっさ!文字読めん…

牛っ!
KITACOのHPからECUエラーチェックツールSETのPDFダウンロードしたわ。

DTC(診断トラブルコード)の消去→スロットル開度センサーのリセットの順に実施し、作業自体も手際良くやらないと上手くいきませんでした。

エンジンもアッサリ掛かりましたっ!!

良かったー(*´▽`*)

エンジン復活のおまじない「REVITALIZANT MOTO EX120」

エンジン復活しましたが、

不安で不安で夜しか眠れません

なので、「おまじない」として添加剤でも入れてみようと思います。

入れるのは当然XADO(ハドゥ)が出している Made in ウクライナの

「REVITALIZANT(リビタリザント) MOTO EX120」

えっ!?XADOなんて知らないって??
そりゃ困ったな(;´・ω・)

他にも色々な種類があるので、XADOのHPでチェックしてみて下さい。

なんでもこの添加剤、簡単に言うと金属表面改質技術を活用したエンジン内部の修復材です。
シリンダーやクランクシャフト等の金属同士が摩擦する部分にできる極僅かな傷に対し、セラミック金属が形成されて修復する様です。

ちなみに、「部品の破損率が100%に近い場合は、部品の交換をおこなってください。」とある。そんなもんまで修復できたらオーバーテクノロジー1ですが、書いてないと文句言う人がいたんでしょう。…なんか切ない。

(団長)「トリミング失敗で刈られた毛もXADOで修復できっかな?」
(団員)「そんなこと出来たらオーバーテクノロジーどころではありません。」の図

トリミング失敗についての記事はコチラ↓↓↓

【WordPress】QNAP製NAS(TS-264)に作ったHPが「データベース接続確立エラー(Error establishing a database connection)」で閲覧できない(解決)

REVITALIZANT(リビタリザント) MOTO EX120に関するXADOのHPには、

  1. エンジン内部部品の摩耗面を形状回復し、生じる摩損を修復
  2. シリンダー圧力の向上と均等化
  3. 低下したエンジンオイル圧力を通常レベルまで回復
  4. オイルの潤滑特性を向上させエンジン部品の摩耗を減らす
  5. 燃料消費量の減少
  6. エンジン性能と加速力の向上
  7. ノイズと振動の低減
  8. エンジンの耐用年数を延長
  9. 最大10万キロ走行時までのエンジン摩耗耐性を維持
  10. 本製品はあらゆるブランドの2サイクル及び4サイクルエンジンに等しく効果を及ぼします。
  11. 湿式クラッチの働きに影響を与えません。

と、「これでもかっ!」とメリットが記載されてたけどホントか!?

では早速人柱になりましょう。

箱、オーーープンㇴ!

シリンジが出て来ました。中身はたった4ml…。

使用方法は、混合式潤滑システムエンジンと分離給油式エンジンの場合で異なるので注意!

●混合式潤滑システムエンジンの場合

  1. 燃料を入れる前に、シリンジの中身を燃料タンクに注入してください。
  2. 燃料を満タンにしてください。
  3. エンジンを始動して、2~3分間アイドリングしてください。
  4. 車両(あるいは機器)を通常通りご使用ください。

●分離給油式エンジンの場合

  1. エンジンを通常稼働温度に温めてください。
  2. シリンジの中身をオイル注入口より添加してください。
  3. エンジンを始動させ、2~3分間アイドリングしてください。
  4. 車両(あるいは機器)を通常通りご使用ください。
  5. リビタリゼーション2過程は、1500km走行後、あるいは機器を20時間使用後に完了します。
  6. 4サイクルエンジンの場合、リビタリザント過程(←たぶん「リビタリゼーション過程」と同じ意味)が完了するまでオイル交換をしないでください。

なお、REVITALIZANT(リビタリザント) MOTO EX120の使用量はエンジンオイル量によって変わるようです。

  • 1L 1本
  • 2L 2本
  • 3〜10L  3本 施工パターン 各工程1本
  • 11〜20L 6本 施工パターン 各工程2本
  • 21〜30L 9本 施工パターン 各工程3本

一応、この4ml1本で1Lのエンジンオイルに対応しているらしく、CT125(JA55)は分離給油式エンジンでオイル全量交換で0.9Lになるので、1本丸々入れる感じですね。

あとは先ほどの手順に従って進めます。
内容物は赤色でやや粘度があります。

あとは規定距離(か時間)に達するまで様子見です。

ってか、クロスハッチ3ってどうなるの?
傷が埋まるなら無くなるよね??

まあ、その時になったらホーニング4しても良いかも。

さらに強化とか…しちゃる!!

シリンダーヘッドカバーLを外したついでにキタコ(KITACO)製強化セルモーターにも交換してやります。が、純正品が中々外れない。

このセルモータ(スタータモータ)は過去にもオジャマしてくれてます↓↓↓

【CT125】ハンターカブ(JA55)に中華製オイルキャッチタンクを取り付ける(車体取付編)

シリンダーヘッドカバーL側(画像の反対側)からセルモータのシャフト先端に木材の切れ端を当ててハンマーでゴンゴン叩いてようやく外せた。
(*´Д`)<ドンダケカタイノヨ!グリスヌットケ!!

嵌める時は(強化セルモータを)やさしく、そして時には力強く、ある程度ハイッたら(プラハンで)お尻をコツコツ叩きました。
(*´Д`)ハアハア

まあ、これでエンジン始動も強化されたでしょう。

あとは何だ?バッテリーが弱ってるとかか!?
コンチクショウー!バーロー!!
そういう時はなー、ジャンプスターターだ!
12V車(8.0 Lガソリン車、6.5 Lディーゼル車)に使えて21800mAhの大容量バッテリー、最大出力3000A のピーク電流でバッテリーが弱った車やバイクを簡単に起動できるっていうヤツだ。
イザって時はモバイルバッテリーにもなるけどAnker以外はチョット怖くて使えんわ。
メンゴ(´;ω;`)

Amazonのサクラチェッカーで調べたら評価1.67で危険だったけど、バッテリーに接続して普通に使えたわっ!

( ゚Д゚)<えっ?まだあんの!?

あー、クランクケースRのボルト折れね。
規定トルクで締めたら折れたってやつ(泣)
トルクレンチがワシ以上に狂ってないかい?

新品をウェビックで買って早速付けたわ!
カムスプロケット注文した後で折れやがって!!1本50円で送料273円だコノヤロー。
送料の方が高けーじゃあぁぁぁぁねえかっ!!
まぁ、中に残らなくて良かったなっっ!!!

もう勘弁して下さい
(´;ω;`)

おまけ

今回もCT125先生に勉強させて頂き、楽しすぎて泣けてきました(白目)
取り敢えず関連商品の情報を載せておくので、興味が湧いたら覗いてみてやって下さい。

収益が発生したらジュリー団長ときなこ副団長におやつでも買ってやろうと思います。

●SP武川 ダイハードアルファカムチェーン (88L)(JA55用)(現在Amazonで税込4,964円)




●SP武川 スーパーカムチェーンテンショナー(現在Amazonで税込9,762円)




●キタコ (KITACO) ECUエラーチェックツールセット(現在Amazonで税込2,547円)




●REVITALIZANT(リビタリザント) MOTO EX120(現在Amazonで税込1,700円)




●キタコ(KITACO) 強化セルモーター(現在Amazonで税込12,123円)




●キタコ(KITACO) 強化セルモーター(現在Amazonで税込12,123円)




見てくれてありがとね(・ω・)ノシ

  1. オーバーテクノロジーとは、現在の技術水準を遥かに超えた技術のこと。 ↩︎
  2. リビタリゼーションとは恐らく商品の名前にちなんだ言葉だが、再生・蘇生を表す英語のリバイタリゼーション(revitalization)の事だと思われる。 ↩︎
  3. クロスハッチとは、エンジンのシリンダー内壁に傷を残すことで凹凸ができ、エンジンオイルの油膜を維持しやすくなり摩擦発生が抑制されるという利点がある。 ↩︎
  4. ホーニングとは、シリンダー内壁を研磨し、細かな網状の筋(クロスハッチ)を施して潤滑油を保持する加工です。 ↩︎