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【CT125】約32,000km走行したハンターカブのシリンダーとピストンを確認してみた件

この記事は…

購入してから約32,000km走行したハンターカブのシリンダーとピストンを確認してみた内容です。

エンジオイルなどは5,000km位で交換してきたものの、かなり過酷な環境で乗ってきたので一旦点検して状態を見ようと思った訳です。

最終的に新しいシリンダーに交換することにしたのでした…。

バラすぜっ!

どうも、パワーワード大好きマンです。

今まで聞いた中で一番のパワーワードは何ですか?
私は、とある企業の社長から言われた

(# ゚Д゚)<1円から決済だっ!

です。
いや、1円から決済って。
しかも決済貰って買った後に「ワシは決済してない!」とか言われるし。

ギャグかっ

まぁ誰も信用してないという事でしょうなー。
こいうことやるから日本の労働生産性も低い訳ですよ。
さいなら。

こういう経験はしないに越したことはないですが、経験すると色々なトラブルや理不尽なことに免疫が出来てくる訳で、現在に活きています。

そう、ハンターカブのトラブルにね♥

【CT125】広島へ牡蠣買いにツーリングしたら帰りにエンジン停止してドナドナになりそうだった件 【CT125】エンジン停止の原因は「まさかのカムスプロケット」だった件

かなりハンちゃんを酷使しているので、走行距離30,000km超えた辺りから「エンジンチェックしないとなー」って思ってたんですが、ワイのハンターカブには色々オプションを付けているので、シリンダーヘッドやシリンダーを外してピストンの状態を確認するまでが大変と予想。
(*´Д`)モチベガアガラン

バイオリズムが合ったタイミングでようやく重い腰を上げて「バラすぜっ!」となった訳です。

バラすの大変

ばらし始めて数十分…

もう元に戻せる自信がありません。

なんとか最小限でバラそうと思ってましたが、結果的にカウルやらマフラーやらバラした方が早かったです。
(;´Д`)モウイヤ

ようやくシリンダーヘッドなんかをバラせる状態に。
ここで気付いたんですが、シリンダーの横にあるネジ穴、気になったのでKITACOさんに電話してみたところ、CT125では特に使わない穴とのこと。

「恐らく鋳物が共通で加工によって使用する車種を分けていて、他車種では使われているのではないか?」

とお話されてました。

担当の方、ありがとう!

部品共通化、メーカーのコストダウンではあるあるですね。

シリンダーヘッドを外して逝きます。

もうね、手で外すのムリ。
固着してるって感じだったのでプラハンでコツコツ衝撃を与えました。
( ゚Д゚)<フィンオルナヨ!

緩んで出来た隙間にマイナスドライバーを差し込んで優しくグリグリしながらシリンダーヘッドを移動していきます。

取れたー(*´Д`)

結構カーボンが溜まってた(汗)
カーボン噛みは無いけど、道具買って掃除しないと…か。
授業料がボディブローみたいに効いてくるぜ。

さてさて、お待ちかねのシリンダーを見てみるか。
シリンダー側は意外とあっさり取れた。
素直な子はキライじゃない…よっと。

キズが心配だな。
どれどれ(;´・ω・)

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

(# ゚Д゚)メッチャ傷入っとるやんけーーー!

おいおい、ならピストンはどうなんだい!?

ダメだ…ピストンリングが、

いや待て!
ピンチはチャンスじゃあああああああねえのか!?
考えてみな、このタイミングで色々出来るぜぃ!!

という事で買いました、SHIFT UPさんのエンジンオイル取出口付きシリンダー。

もうこうなったらやるしかないよね。

冷やしエンジンオイル始めます!
オイルクーラーはじめ色々買ったぜ。

これで熱ダレとはおさらばだが沼にハマってもう抜け出せないって(汗)

フフフッ、これで終わりじゃあないんだYO~!
ここのまでやったら逝くとこまで逝ってやる!
不明だった油温もこの際確実に分かるようにしてやるのだ。

こうなったら自分から沼にハマりに逝って、CT125の深淵を見てやろうじゃああああああねえか!!

それについてはコチラ↓↓↓

【CT125】ハンターカブ(JA55)のオイルクーラー取り付けと油温を見える化してみた件

おまけ

SHIFT UPさんのエンジンオイル取出口付きシリンダー人気ですな。
現時点Amazonで売ってなかった。
そりゃ、純正だと約20,000円するのが約12,000円なうえ、エンジンオイル取出口が付いてて、オイルクーラー付けて下さいってお願いされてる様な仕様ですもんねー。

ピストンやピストンリングなどは車体の使用状態によるので全て同じではないと思いますが、この辺りのパーツは30,000kmで一度様子見~状況によっては交換した方が良いかも。
私は予備品としてピストン回り一式を確保しています。
部品の値段は年々高くなる傾向にあります。
長く乗る予定の方はウェビックさんなどで純正部品を注文しておいて良いと思います。

「シリンダー交換まで出来ないよっ!」て方はウクライナ製のXADOを検討してみて下さい。

パーツカタログを載せておきますので、気になる方はご確認下さい。

他はエンジンオイル冷却関連のパーツですね。
まあ、実際下記の部品調達だけじゃ済まなくて、シリンダー関係のガスケットが必要ですし、タペット確認・調整やらクラッチ調整やら結構面倒な作業があるし、車体を斜めにしないと部品が落ちて作業性が悪かったり、ついでにカムチェーンの確認、カムチェーンテンショナー関係のへたり具合・摩耗具合の点検~必要に応じて交換、エンジン点火タイミングの調整などなど、これに合わせてやることが沢山出てくる訳です。
当然パーツ代や工具代(ノックピンがダメになったり稀にクランクケースのボルトが折れたりする)なども小物部品の費用が掛かりますしね。

油温をしっかり見たいなら油温計やセンサー回りも揃える必要があります。
私は500kmキッカリでSP武川さんのスーパーマルチTFTメーターを購入して交換したので、関連パーツをを揃えれば確認できる状態です。

メーターは防水コネクターではないので、止水テープでコネクター回りをしっかり防水する必要がありますが、多機能で拡張性が高いのでオススメできます。欲を言うならというか、安くないモノのでここは最初から防水コネクターにしといて欲しいですね。コストダウンすべき場所ではないです。

私はこのコネクター部分の防水を行ったにも関わらず、ゲリラ豪雨に遭った時にコネクター部から水が浸入してメーター表示がおかしくなりました。
点検したら被覆部から雨水が出て来て、排水したら正常に戻った経験をしています。

あとはトルク管理をしっかりしないと部品壊れます…。
いや、トルク管理してても壊れる時は壊れる!

今回はクランクケースLのキャップがちぎれたよ。
もうホントに勘弁して下さい。

(´;ω;`)

新品買って交換したけども!

そういう修羅の道に進んでも経験値やハンターカブの何かを得たい方の為に情報を載せておきます。
(リンクが正しく飛ぶかは分からないので最終確認はお願いします!)
まあ、IQ50の私が出来たので、面倒だと思わない方ならサービスマニュアルやネット情報をまじめに漁ればできると思います。
可能性は無限大!
心配な方は素直に信頼できるショップにお任せでw

●SHIFTUP シフトアップ 52.4mm 鋳鉄スリーブアルミシリンダー GROM用をCT125(JA55)に流用

●KITACO製オイルクーラー(将来的なボアアップに夢が膨らむ)

●オイルをより早く冷やすためのSP武川製スーパーオイルポンプキット

●クラッチカバーガスケット(流用を考えるより交換した方が良い)

●油砥石
クランクケースのガスケットを取った後にエンジンオイル等を付けて接触面を平らにならします

●ロックナットレンチ
強化オイルポンプを取り付ける際に、クランクケースRを開けてプライマリークラッチのロックナットを緩めないといけないが、特殊工具が必要になる。ロックワッシャはマニュアルだと都度交換だが、上手く外せば再度使用出来る。但し、自己責任で。一応、都度交換品は予備品として先に購入しておいても良いと思います。

●ギヤホルダー
強化オイルポンプを取り付ける際に、プライマリークラッチのロックナットを緩めないといけないが、回転してしまうのでそれを固定するためのツール。

●エンジンオイル
長く乗るなら1ℓ缶を買うよりペール缶の方が全然コスパ良いです。オイルクーラーを付けることで初回のオイル交換量が増えるので注意。

●スーパーマルチTFTメーター

ダメだ、作業思い出してなんか疲れた。
(;´・ω・)

1円から決済の方はお気を付け下さいw

見てくれてありがとね(・ω・)ノシ