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【CT125】DAYTONA赤パッドからPFPのパッドに変更した件

この記事は…

CT125のフロント側ブレーキパッド交換方法についてまとめています。

工具もケミカルもあまり必要なくお手軽に交換できますが、安全性に関わる部分なので心配な方は信頼できるショップにお任せしましょう。

ブレーキパッドの状態確認

どうも、一人Exile(エグザイル)です。
その名の通り家から追放されたため、車庫でブレーキパッドを交換します。

先般のSSTR2024や四国お遍路含め、今年は随分とロングツーリングしたものです。
(四国お遍路はまだ残ってるけど)

お蔭様でタイヤやブレーキパッドが減りました。
お腹も減りました。

「お母さん、ゴハンまだ~?」

「その辺の雑草でも食べてなさい!」

・・・たくましく生きてます。

さて、私のCT125には1984年から愛され続けているDAYTONA製赤パッドを入れています。
しかしながら、赤パッドにも限界が訪れてきたご様子。

人は誰しも別れを経験して生きていくもの。
いつまでも変わらない普遍的なものに価値はありません。
逆説的に言えば「壊れるからこそ価値がある」のです。

よーし、私の赤パッドのご様子でも確認してみますか。

薄っ

もうアレだね…

交換。

いつかは交換と分かっていてもなんかヤダ

そう言えば💡
「確かパッドの在庫があったわ~♪」

・・・と現物確認もせず、意気揚々とブレーキ回りの清掃をした寒空の下。
いよいよ交換というタイミングで合わせてみたら何か合わない。

( ゚Д゚)ハァ?

確認したらリヤ側のブレーキパッドだった(爆)

幸いにもAmazonプライムデーでセール中だったので、いい感じのパッドを検索してみたところ、PFP1さんのヤツを発見。
(セール対象品ではなかったけど)

しかもお値段1,845円(税込)!!

DAYTONA赤パッドが3,304円(税込)だったから約半額。
勢いで2つ買っちゃったけど、初めてだから土器土器ハニワ原人だね💓

フロントブレーキパッド交換手順と工具

じゃ、早速作業に入るよ!

ブレーキパッドを固定しているピン(部品番号:45215-KKPH-951)のキャップを外します。
私のハンちゃんは、見た目重視でKITACO(キタコ)さんが販売しているNISSIN2製 2ポットキャリパー (ブラック)に変更しているので純正と若干異なります。また、エヴァテックさんの大口径260mmフロントブレーキブレーキディスクローターに交換して制動力も向上していることから、赤パッドを卒業します。
選べるカラバリ
選べるカラバリ2
5mmの六角レンチでブレーキパッドピンを少し緩めておきます。
この段階でピンは外しません。
工具の使い方もあるかもしれんけど、持ってるKTCの六角だと六角穴をナメることがたま~にある。一流メーカーのモノは全て良いというのは間違いで、六角レンチはPB3が良かったと感じる今日この頃。
12mmのソケットレンチでEVATEKのキャリパーサポートを固定しているボルト2ヵ所を外します。
純正とは異なるかもしれません。
10mmのソケットレンチでフロントブレーキホースクランパーを固定しているボルトを外します。
ブレーキキャリパーを外します。
手を離す場合は、ブレーキホースに負荷がかからないように針金などを穴に通して吊ったりします。
STEP.2で緩めておいたブレーキパッドピンを外します。
ブレーキパッドピンを抜くとブレーキパッドが外れます。
既に1度外して清掃しているのでキレイな状態です。
ピストンやその周りのパーツに付着しているブレーキダストは、ぬるま湯に中性洗剤を投入して柔らかいブラシなどでゴシゴシ洗ってやりました。
あとはアストロプロダクツのエアーコンプレッサーで水分を飛ばしています。
赤パッドの状態を確認すると、キャリパーと接触している部分の色が変わっていますね。
では、新しいブレーキパッドに鳴き止めグリスを塗ってから取付ます。
塗らないとブレーキングした時にキーキー鳴る場合があるので。
STEP.9で確認した接触する場所にヌリヌ~リしていきます。
ディスクブレーキの接触面に付かないよう注意します。
付着してしまった場合は、ブレーキクリーナーを使用して除去します。
パーツクリーナーの場合は、ブレーキにも使用できるものにしましょう。
ピストン2つを指で押し戻し、引っ込んだ状態にしてからブレーキパッドをセットします。
外側にくるブレーキパッドは囲った部分に引っ掛かりがあるので、合うようにセットします。
新品のブレーキパッドはヤスリなどで角を落とした方が良いとか、やらなくても良いとか、色々意見があります。今回はやらない方向で取り付けてみます。問題があれば次回以降実施します。
内側にくるブレーキパッドは囲った部分にパッド側の引っ掛かり部分を合わせてセットします。
ブレーキパッドピンを元に戻して軽く締め込みます。
ピンとブレーキパッドの穴位置が合うようにブレーキパッドを押しながら作業するとピンが入りやすいです。
ピンの先端には小さいストッパーリングがあり、マニュアルでは新品交換になっています。
ピンを確認してヘタっていたり、削れていたりしたら新品に交換しましょう。
私はシリコングリスを塗布してそのまま使用しますが、マネしないように。
キャリパーを元に戻します。
キャリパーを固定しているフランジボルトにネジロック剤を塗布しておきます。
こちらもマニュアルでは新品交換になっています。
また、本来なら赤色の高強度の様ですが、青色の中強度しかなかったので仕方なく塗っています。
皆さんはちゃんと新品のフランジボルトに交換しましょう。
EVATEKのキャリパーサポートを固定しているボルト2ヵ所を元に戻します。
締付トルクは30N・mです。
ブレーキパッドピンを締め付けます。
締付トルクは17N・mです。
キャップを元に戻します。
フロントブレーキホースクランパーを固定しているボルトを締め付けます。
締付トルクはサービスマニュアル一般情報にある6mmフランジボルトの12N・mにしました。
最後に一番大事なブレーキレバーを数回握ってピストンを元に戻す作業です。
これをやらずに試走に出てしまうと、ブレーキが効かずに事故する恐れがあります。
あとは低速走行でブレーキが効くか確認してから試走に出かけましょう。

わりと簡単なブレーキパッド交換でしたが、如何だったでしょうか?

まとめ

CT125のブレーキパッド交換は、使用する工具・ケミカル関係が少ないので慣れていれば30分もかからずに終わる作業だと思います。

使用したものについてまとめておきますので、良かったらのぞいてみて下さい。

●PFP製フロントブレーキパッド
プロの整備士向けのアフターパーツを販売している会社の製品なので、はらたいらに5,000点!4




●KITACO(キタコ)製キャリパーASSY
純正と交換することで制動力が向上するらしいですが、元来の鈍感力で違いが分かりません。ブレーキフィーリングと操縦安定性も変わるらしいですが、こちらもあまり気になりません。
カラーバリエーションからお好きなものを。




●EVATEK(エヴァテック)製大口径260mmフロントディスクキット
キットじゃないとキャリパーサポートが付かないので注意!!
あと、人気商品なので直ぐに売り切れます。迷ってても見つけたら即買い。
こちらもカラーバリエーションからお好きなものを。




●PB SWISS TOOLS製ロング六角レンチセット
六角レンチと言えばPB!




パーツ・ブレーキクリーナー
人事と同じ!適材適所で選びましょう。

●ワコーズ製ブレーキグリス
安心のワコーズ製で安いヤツが出てた。自分のバイクだけなら一生使えると思うw

CBR600RRにも使用しているのはコレ↓↓↓
15年位使ってるけど、昔はもう少し安かった記憶が。時代の流れですな。

●アストロプロダクツ製エアーコンプレッサー 38L
ホームセンターの安いベビーコンプレッサー(ベビコン)を買うくらいなら断然コレ!
ベビコンより音がかなり静かだし、エアホースとエアガン付ければ水分飛ばせるし、エアーチャックガン使えば車やバイクのタイヤに空気入れられるし、スプレーガンがあれば塗装もできちゃうスグレもの!!
27kgと重いけど、車輪と取っ手があるので持ち運びは簡単。
サブタンクも付ければ、ガレージ工場の夢も広がるってなもんです。

いや~、ブレーキパッド交換は簡単だけど、記事にすると長いね。
あと、何か忘れてる様な…。

「行儀よくまじめなんて出来やしなかった(尾崎ジュリー)」の図

いっけね~、忘れてたーw

  1. PFP(Pro Fit Parts)は、株式会社カスタムジャパンが展開するアフターパーツブランドです。主にプロの整備士向けに開発されており、高品質でありながらコストパフォーマンスに優れたオイルフィルターやブレーキパッド、エンジンオイルなどの自動車やバイクの補修部品を提供しています。 ↩︎
  2. 言わずと知れた日本が誇る日清工業(NISSIN)製で、ブレーキ技術の分野で高い技術力を誇り、特に環境に配慮した製品や、次世代自動車(EVやハイブリッド車)に対応するブレーキ技術の開発にも積極的です。ホンダと長年にわたって強いパートナーシップを築いており、ブレーキシステムの供給だけでなく技術提携を行っています。 ↩︎
  3. PB SWISS TOOLS(PBスイスツールズ)は、スイスの工具メーカーで、高品質な手工具や精密工具を製造・販売しています。1919年に設立されて以来、同社は「品質と機能性」を重視し、職人やプロフェッショナル向けの工具を提供しています。 ↩︎
  4. 「はらたいらに5,000点!」というフレーズは、1975年から1992年まで放送されていた日本のクイズバラエティ番組「ぴったしカン・カン」で有名になったものです。解答者が分からない問題に遭遇した際、「はらたいら」に頼る意味でこのセリフを言うことが多かったです。 ↩︎