六段昇段審査に合格した際、私が使用した竹刀についてまとめています。
結論から言うと、「柄の長さ」を見直したことが自分の剣道を変えるきっかけになりました。
剣道ではよく、
柄が長すぎると右手が伸びて右半身になりやすい
と言われます。
これは実際にその通りで、柄が長すぎると構えたときに右肩が前に出やすくなり、結果として姿勢が崩れます。
この「右半身の姿勢」は単に形の問題ではなく、
- 攻めが弱く見える
- 中心が外れる
- 品位・風格を損なう
といった、審査においてマイナス要素になるとも聞きます。
そこで私は、昇段審査に向けて通常より柄が短い竹刀を購入して練習してきました。
まず一番大きかったのは、「立ち姿が変わった」ことです。
- 右肩が前に出にくくなる
- 中心が安定する
- 自然と正対できる
「上虚下実」1を体現するうえでも非常に有効で、姿見で確認した際にも見た目の印象が明らかに変わりました。
ただし当然ながら、デメリットもあります。
竹刀の感覚が大きく変わるため、最初はかなり違和感があります。
練習量によって前後すると思いますが、完全に馴染むまでに時間が掛かりました。
よくある対応として、
『柄は長いまま、右手と鍔の間を空けて短く持つ』
という方法があります。
しかし、私はやりませんでした。
理由はシンプルで、
- 見た目に不自然で目立つ
- 用具が体に合っていない印象を与える
- 審査の前提である「正しい用具の扱い」から外れる
からです。
特に中段の構えの基本は、「右手は鍔元を握る」です。
それを崩してまで調整するよりも、竹刀を選ぶ方が自然だと考えました。
今回使用した竹刀は、胴張柄短完成品で約4,000円程度とお手頃なものでした。
しかし、素材は桂竹やカーボンではなく、真竹が使用されています。
価格に驚かれるかもしれません。
注意点は、栃木県那須郡からの発送になるため、南の地域への到着時間が長いことです。
私の手元には注文してから5日で届きました。
実際に使ってみたところ、柄が短いため最初は違和感がありました。
そこは稽古量で体に馴染むまで使い修正していきました。
あと、真竹の良さを感じました。
竹刀の素材には「真竹」「桂竹」「カーボン」がありますが、一般的に真竹が好まれる理由としては以下の通りです。
真竹は繊維が非常に密で肉厚なため、柔らかさと強い弾力性を持っています。
打突の瞬間に適度にしなり、衝撃を吸収してくれるため、「防具に吸いつくような打感」が得られます。
一方でカーボン竹刀は頑丈ですが、しなりが少なく、この繊細な感覚は出しにくいと感じました。
高段位審査で重視される「打突の冴え」。
これは、竹の反発力と手の内が合致したときに生まれます。
真竹は柔軟性が高いため、手の内を締めた瞬間に反発が生まれ、冴えのある打突を表現しやすいという特徴があります。
桂竹は硬いため、しなりが少なく、この繊細な感覚は出しにくいと感じました。
真竹は繊維の密度が高く、内部までしっかり詰まっています。
そのため、「ささくれが出にくい」「割れにくい」「長持ちする」というメリットがあります。
桂竹は硬い反面、衝撃で縦に割れやすく、こまめな手入れが必要になります。
今回の六段審査で強く感じたのは、
「竹刀は単なる道具ではなく、姿勢や剣道そのものを変える」
ということです。
私のように実技審査で落ちた方もいらっしゃると思います。
遠方から向かい、高い受審料を支払って審査に行かれる人もいると思います。
高段者の先生も、竹刀の柄が長いものから短いものまで色々試してきたと聞いたことがあります。
特に六段以上では、技術だけでなく「品位・風格」が問われます。
この記事も、「柄が短い竹刀を使った方が良い」ということではなく、「品位・風格」が滲み出るような御自身に合った竹刀を選びましょう!こだわってみましょう!という内容です。
竹刀の価格が高い・安いではなく、それらに合った竹刀を選ぶことは(自分が思っている以上に)重要だと感じています。
コチラ↓↓↓の記事は1回目の昇段審査で落ちた後に参考にしたものをまとめています。
お時間がある時にでも見て頂けると嬉しいです。
竹刀について色々と書いてきましたが、これから昇段審査を受審される方の参考になれば幸いです。
ということで今回はここまで!
見てくれてありがとね(・ω・)ノシ
- 「上半身の力みが抜け(上虚)、下半身にはどっしりと気が満ちて安定している(下実)」という状態。 ↩︎
ワンぱくジュリー調査団 